震災から6年 今想うこと
6年前の今日、東日本大震災が起きた。
その時のことを今でも鮮明に覚えてる。
その時僕は都内にいた。
初めてこれで死んでしまうのかもしれないと思った。
震源地から遠く離れた僕でさえそう感じた。
震源地に近い人たちの恐怖はどれほどのものだったのだろうか。
テレビをつけると想像を超えた映像が目に飛び込んできた。
でもその時はこんなに大勢の方が亡くなられているとは考えてはいなかった。
都内から神奈川の自宅まで歩いて帰ることになり、「あぁしんどいな」位のことしか考えていなかった。
自宅に着きテレビをつけ、被害の大きさを知り驚愕したと同時に改めて恐怖を感じた。
どんどん明らかになっていく被害状況。
どんどん増える犠牲者。
犠牲になった人たちが感じたであろう恐怖を想うと、耐えられない思いがこみ上げてくる。
特に犠牲となった子供たちのことを考えると、心臓が何かに潰されるように痛い。
どの様な思いで最期を迎えたのだろうか。
怖かっただろう、苦しかっただろう、寒かっただろう、寂しかっただろう、悲しかっただろう、何も感じる間も無く亡くなってしまった子もいるだろう。
僕には計り知れない。
人間は自然を支配することはできない。
支配しようと考えてもいけない。
自然は恐ろしい。
しかし人間は自然を破壊することはできる。
ボタン一つ押すだけで。
そんな人間だからこそ自然の中で生かされていることに感謝し、自然を愛し守る義務があるのではないだろうか。
地球上で自然を壊すことも守ることもできる唯一の生命体なのだから。
僕は趣味で山を登ったり、岩を登ったり、海に入ったりと自然に触れる機会が多い。
自然の偉大さを感じながら、楽しませてもらっている。
自然と触れ合うたびに、先ず僕自身が自然を愛し守るようにしようと思う。
一人一人が少し意識するだけで、微力でも自然を守れると信じたい。
震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、震災の被害に遭われて今も戦っている方達が本当に笑顔で過ごせる日が1日でも早く来ることを願います。